概要
今回はスーパーカブ70の水没とその後のメンテの話です。
水没と言っても短距離なら自走して走り続ける事が出来る程度の水深という意味です。
日本語としては浸水とか冠水の方が正しいのかもしれませんが、まぁ大目にみて下さい。
完全な水没は昔オフロードバイクでなら経験したした。この記事の最後にリンクを貼ります。
カブ70の場合、どのくらいの水深なら走れるのか?
その時、どんな不具合が出るのか?
結論を先に言ってしまえば、数秒ならスロットルを開け続けてマフラーに水が入らないように出来る路面状況でステップが水に浸かる位の水深が限界だと思います。
ただ、現実にはその状態で走り続けるのは無理です。
2ストのオフ車のように排気口が下向きになっていればマフラーに水が入らないのでもう少し長い距離でもイケそうですが。
水から上がった後の不具合として前後のドラムブレーキのドラム内に泥水が入り、フロントブレーキが効かなくなります。
リアブレーキも制動力は低下しますが元々効きが強いのでゆっくり走れる程度になら効きます。
注意点もあるので順を追って話します。
尚、水没時はバケツをびっくり返したような雨量だったので写真を撮る余裕はありませんでした。ご了承ください。
天気予報はドシャ降り!
私はその日、カブで仕事に出ました。天気予報は土砂降り。記録的な降雨量だそうです。
朝の時点では本降りだけど、まぁ普通の雨。
とりあえず、ワークマンのイージス(耐水圧1万)を着て出かけます。
ところが、午後になるとどんどん雨足が強まりヤバいかな?と思い始めた頃にはザーッというよりゴーッとさえ聞こえるような雨量に!
すぐに股間まで水が滲みて来ました。これは無理だ!
レインウェアの耐水圧
常備しているワークマンの3レイヤーレインスーツバイカーズ(耐水圧2万)を重ね着します。
耐水圧が20,000くらいあれば多少の大雨でも大丈夫です。
耐水圧の低いレインウェアだと最初に股間に浸水するパターンは多いです。
股間には直接雨が当たる訳じゃないけど、シートと身体が体重により強い圧力で押し付けられているので、局所的に見れば水の分子に高い水圧が掛かります。
耐水圧1万でも弱い雨程度なら大丈夫ですが、土砂降りだと無理です。
ゴアテックスを買えばベストなんですが、カッパって消耗品ですからね。2〜3年で買い替えるような物に数万円は・・・
高速に乗らない原2なら高価なゴアテックスを買わなくてもカッパの上にポンチョを重ね着した方が効果的です。
高速だとバタバタし過ぎてポンチョは無理ですが下道なら許容範囲です。
ポンチョはカッパと違って前面にチャックが無いので股間やカッパ前面のチャックの所に水が溜まらないので染み込まないという、傘と同じような効果があります。
カッパとポンチョを重ね着すれば豪雨の日に丸1日走っても服はほとんど濡れません。
夏はポンチョだけで充分な耐雨性があるし、冬も防風(防寒)効果もあり、畳んだ時にカッパより小さくなります。
頭から被るだけなのでカッパより簡単に着たり脱いだり出来るのも便利。
カブやモンキーなら曇りの日に前カゴにポンチョを入れておくだけで信号待ちの間にバイクに跨ったまま着たり脱いだり!なんて芸当が可能です。
ポンチョの選び方として耐水圧表示がある物をお勧めします。せめて耐水圧が3,000〜4,000mmくらいあるヤツじゃないと濡れるとべっちょりしたりすぐ破れたりするので。
そもそも耐水圧って新品時の話ですからね。表面の撥水加工はしばらくする落ちて表面だけで水を弾く性能は短命です。
耐水圧は余裕を見て選んだ方が長持ちします。
"濡れない"を通り越して"雨でも快適"というレベルになると「天気予報を見ないバイク乗り」になれます!
「お前、見てんじゃねぇか!」と言われると返す言葉もありませんが、気温も気になるので^^;
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道路が池になってる!
カッパを着たのでこれで大丈夫、と一安心して走っていると、目の前の道が巨大な水溜まりになってる!?
仕事中で急いでたし、土砂降りの中、悠長にスマホで写真撮ってる場合じゃなかったので、この時の写真はありません。
普段通り慣れた道なので、その区間が少し低くなっているのは知っていましたが、道が巨大な水溜まりになるなんて初めてです。
さすが記録的雨量!
休日に気楽に走ってる時なら、余計なチャレンジなんかしませんが、今日は仕事。この道を通らないとかなりの大廻りを強いられます。
そんな事したら約束の時間に間に合わない。100%無理なら諦めますが、ここは一か八か、進んでみます。
水溜まりの向こう側のアスファルトが見える所までは約30メートル。その30メートル区間の水深が分かりません。
普段通り慣れた道なので、バイクが完全に水没するような深さじゃない事は分かりますが、カブがどのくらいの水深まで耐えられるのか?が未知数。
アタック開始!
イチかバチか行くしかない!と思ってギアを1速に。注意する事はスロットルを戻さない事。戻すと全てが終わります。
水深がマフラー排気口に達する場合、開け続けていれば排気口からの浸水は最小限に抑えられてエンジンが止まる事はありません。浸水時間にも寄りますが。
ゆっくり水面に向かって進入します。心配なのはエアクリーナーの吸気口まで浸水する事。
そこまで来たらエンジンも止まるし、電装も危険。エンジンが止まるとマフラーに大量の水が流れ込み、再始動が困難になります。
小排気量だとエキパイに溜まった水を吹っ飛ばす程、排気圧が上がらないので。
水深がそこまで深くない事を祈りながらスロットルを開け続けます。
だんだんと水深が深くなりレッグシールドが水を押し分けて波が立ちます。
当然ゴム長靴を履いていますが爪先に水の抵抗を感じます。
バイクに乗ってるのに足元に水しか見えないというのは、かなり恐怖ですね!
既にマフラーは浸水。
マフラーからの排気がゴボゴボと音を立てているのが聞こえます。
オフ車だったら楽勝なのに、と思いながら更に進みます。
何だか、さっきより深くなって来たような・・・。
フロントホイールのアクスルシャフトは完全に水没した様子。
前輪が水を掻き分けてさっきより大きな波が立ってます!
「大丈夫かぁ?停まるなよ〜?」
ドキドキしながら、スロットルを戻しちゃいけないというプレッシャーと戦います。
レッグシールドの下半分は水中です。
普段は雨や風から足を守ってくれるありがたいレッグシールドも、今だけは単なる水の抵抗です。
エンジン停止!?
と、その時!エンジンは吹けてるのに、ちゃんと前に進まない!?
どうやら水中でリアタイヤがホイールスピンしてるようです。
時速0キロでのハイドロプレーニング現象!?(爆笑)
笑ってる場合じゃありません!
「やばい!ここで止まったらアウトだ!」
長靴が水没するのも忘れて足を水中に突っ込み地面を蹴ります。
少しだけ前に進みました。あと5メートルで揚陸です。
と安心した時!・・・パスッ・・・!?
エンジンが止まった!!
頭の中が真っ白になりながら反射的に両足で地面を蹴って何とか5メートル先の陸地に押し上げました。
キックペダルを踏み下ろすと・・・スコッ、スコッ、スコッ・・・ダメだ、どこかに水入った!
水深はエアクリーナーまでは来てないはず。じゃあ、低い所にある物は?・・・・・
・・・プラグキャップか?
試しにプラグキャップを外すとボトボトッと水滴が落ちました。キャップ内の水滴を息で吹き飛ばしてみます。
これでどうよ?
スロットル全開でキックペダルを踏み下ろします。2ストモトクロッサーでエンストした時によくやった、燃焼室の生ガスを吹き飛ばす方法です。
スコッ・・スコッ・・スコッ・・ブィィィ~ン!!
よし、かかった。マフラーからの排気は白っぽい湯気。エキパイの底部に入った水が蒸発してるようです。
電装系が単純なキックのキャブ車だから、この程度の原始的な応急処置でエンジンが掛かったのかもしれません。
ブレーキが効かない!
少し走ってみます。エンジンは問題なく吹けるけどフロントブレーキが効かない!
元々フロントブレーキの制動力が弱いカブです。
〈スーパーカブが誕生した戦後の時代、道路は未舗装だらけでした。
リアはともかくフロントタイヤが滑るとコケるので敢えてフロントブレーキの効きを弱くしたそうです。〉
リアブレーキも多少効きが悪くなりましたが、リアブレーキは元の効きが強いので普通に走れる程度には効きます。
ドラムに泥水が入りましたからね。泥を噛んでいるんでしょう。
しばらくブレーキを軽く引きずって発熱させるとブレーキの効きが少し回復してきました。ただし、本来の効き方ではないので帰宅までは慎重に走ります。
後はエンジンオイルの乳化が心配ですが、とりあえず走れそうなので、ゆっくり走って帰宅しました。
帰宅後のメンテ
水没した後は、一晩放っとくとあちこちに錆が浮いて来ます。
ブレーキは多少錆びてもバラして耐水ペーパーで擦れば何とかなりますが、エンジン内部が錆びると厄介です。
その日のうちに対処した方が良いです。もしどうしても時間が無ければ、フィラーキャップを外してオイルが乳化してないか確認しましょう。
帰宅して、すぐにエンジンオイルを交換します。
鉱物油や化学合成油の場合、エンジンオイルに多量の水分が混入するとオイルが乳化して白いネトネトが浮いてきます。
〈乳化し難いのは植物油ですが最近は殆ど見かけなくなりました。良い匂いだったのに〉
乳化すると潤滑性能が損なわれてエンジン各部に多大なダメージを及ぼします。
ちなみに水没しなくても多少の水分は混入します。
例えば、冬の朝イチ、エンジンの内側には結露した水滴が付いています。見えませんけど。
当然、この水滴がエンジンオイルに混ざります。そのまま走行して油温が上がれば少量の水分なら蒸発します。
でも、短時間走行とかで油温が上がる前にエンジンを止めてしまったらどうでしょう?
まだ蒸発してないのに、中途半端に暖まったクランクケースの内壁は外気温との温度差が大きくなり、更に大量の結露した水滴が付いて、それもエンジンオイルに混ざります。
こうして、例え乳化しなくてもエンジンオイルはどんどん薄くてなっていきます。
だからと言って「チョイ乗りするな」と言ってもカブですからねぇ。チョイ乗りする為にあるようなバイクです。
それならエンジンオイルをマメに替えるのが最善策です。乳化や劣化したオイルに比べれば安物でも新品オイルの方が高性能です。
小説スーパーカブに「エンジンオイルは1,000キロで交換」という一節があります。
私の経験上もせいぜい1,500キロくらいまでに交換しないと、メカノイズが大きくなってきます。
ツーリング用途の大型バイクだと3,000キロくらいなら大丈夫だったりするんですけどね。チョイ乗りしないからでしょうね。
エンジンオイルは?
さっそくエンジンオイルを確認すると
今回は乳化して無いようです。乳化するとフィラーキャップのレベルゲージの周りに半固形状の白いネトネトが付く事が多いです。
オイルを抜いても普通に黒く汚れたオイルが出てきました。乳化するとオイルが全体的に白っぽくなったり白い塊が浮いてたりします。
黒いのは、ちょうどオイル交換時期だっただけで、今回の水没とは関係ないです。
乳化が酷い場合は、エンジン内の洗浄の為に安いオイルを入れて、かなり早めに再交換する事もあります。
4ミニ専用オイル
今回は、その必要は無さそうです。オイル交換だけしておきます。入れるオイルは・・
スピードハートの4ミニ専用オイル(左)です。
と言うのも・・・以前、各社のエンジンオイルを比較していた事がありました。
ホンダ純正やワコーズ のプロステージ、トリプルアールに始まり、カストロール、モチュール、エルフ、リキモリ、ヒロコー、スピードハート、各社のトップ〜ミドルグレードの色々なオイルを試しました。
その中でメカノイズが少なく吹け上がりがスムーズだったのはヒロコーとスピードハートです。
メカノイズは金属同士がぶつかる音です。音が小さいと言う事は、パーツがしっかり油膜に守られているという事です。
油膜に包まれていれば金属同士が擦れる抵抗も少なくなるので吹け上がりがスムーズで滑らかになります。
特に空冷エンジンなら違いがすぐに分かります。水で消音されないので。という観点から、
スピードハートのMini 10w-40はホンダ横型専用オイルというコンセプトで1缶の容量が600ccと800ccです。
オイルのみ交換時は600cc、エンジンばらしorオイルクーラー装着車の為に800cc缶があります。
写真の缶は800ccですが中身と値段は600ccです。パッケージには600と書いてあるんですが。600の缶を切らしてたそうですwww
エンジンオイルは容器の蓋を開けると外気に触れて劣化が始まります。
レース用植物油のように1ヶ月で劣化する事はありませんが、高回転でぶん回す小排気量ですからオイルにも気を使いたいですね。
スピードハートのMini 10w40とヒロコーの4ST Special extra versionは甲乙付け難い良いオイルでしたが
そこまで気を遣ってくれるスピードハートの心意気に惚れました。
そう言えば、カブ110と125もオイル交換のみの容量は800ccでしたね。
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600cc↓
800cc↓
フロントブレーキはドロドロ
まず、明らかに異常の出ているフロントブレーキを清掃します。
カブはフロント周りのをバラすのも簡単です。センタースタンドがあるので、エンジンにウエスを敷いたジャッキを噛ませるだけです。
ブレーキとスピードメーターのケーブルを外したらアクセスシャフトを抜くだけです。
ドラムを開けてみると・・・
案の定、泥水で流れたグリスがドラムとシューに付着してます。
全周に渡ってグリスがうっすら付着してたので、一晩程度じゃ錆びは出ていないようです。
シューとドラムの両方をパーツクリーナーで洗浄します。
パーツクリーナーはワコーズがお勧めです。他のメーカーより少し高いんですが、汚れを落とす力が強いので結果的に少量しか使いません。
他メーカーだと歯ブラシで擦らないと落ちない汚れがワコーズなら吹き付けるだけで落ちる事が多いです。
ワコーズにはパーツクリーナーが数種類あります。写真のBC-SJというのは中乾性という乾く早さが早すぎず遅すぎずというタイプです。
プロなら用途別に何種類もあっても良いかもしれませんが、アマチュアなら多用途に使えるこれが良いと思います。
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摩擦面の油脂分を完全に拭き取ったら、今度はブレーキカムとシューの当たり面にシリコングリスを塗ります。
ここは必ずシリコングリスのような耐熱性の高いグリスを使いましょう。
耐熱温度の低いグリスだと、高温時、つまり高速域からのフルブレーキング時に溶けて流れ出して摩擦面に付着します。
これがどれほど恐ろしいか分かりますよね?高確率で何処かに突っ込みます。
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重要な注意点
重要な所なので写真で説明します。
ブレーキカムです。写真の上側の平べったい所がシューと当たる面です。
その下の棒状の所がドラム本体に嵌まる軸部分です。
この2つと、もうひとつ。
シューの回転軸になる部分です。
以上の3箇所がシリコングリスを塗る所です。
注意点としてグリスを薄く塗る事です。厚塗りして余ったグリスがブレーキ摩擦面に飛び散ったら・・・
しつこいようですが何度も言います。何処かに突っ込みます!
もし少しはみ出しちゃったら綺麗に拭き取って下さい。
シリコングリスは他のグリスと比べると高価ですが、ひとつ買えば当分保つのでケチらない方が良いです。
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スピードメーターのギア
スピードメーターギアも一応確認したんですが、ここにも泥が入ってたら面倒臭いなと思ってたんですが、何故かメッチャ綺麗!
しかも新品時のグリスがまだずいぶん残ってました。半固形というか、ずいぶん粘度の高いグリスのようです。
何でホンダはこんなに大量のグリスを塗って出荷した?
と疑問に思いましたが、
「もしかして走ってるうちにグリスが熱で粘度低下して少しずつギアに流れ込む事を狙ってるのかな?」
という疑問。
いつものバイク屋さんに聞きに行ってみると、どうやら予想的中のようです。
それならゴミの付着も無いしスピードメーターギア周りはこのままにしておく事にします。
ボトムリンクもバラす
次にボトムリンク周りもバラします。
この辺はバラしてパーツクリーナーと歯ブラシで洗浄してグリスアップするだけです。
ここはブレーキと違い、耐熱性はそれ程要りません。
代わりに荷重の掛かる部位なので普通にリチウムグリスとか、ちょっと拘る人はウレアグリスとかで良いと思います。
ウレアグリスはリチウムグリスより少し値段が高いですが、性能面ではリチウムより上です。
行きつけのバイク屋さんは
「ワコーズのハイマルチ(ウレアグリス)は、ワコーズのマルチパーパス(リチウムグリス)に比べて高温時に硬いので、フリクションを減らしたい時は不向き」
と言ってましたが、今回はカブなのでハイマルチの耐水性を優先します。
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カブはチェーンカバーやレッグガードなど、装備からして雨天走行をめちゃくちゃ意識してるバイクです。
ビジバイにとって対雨性能がどれ程重要かって事ですね。
ならば、各部のメンテの際も耐水性重視でケミカルを選んだ方が、カブの良さを発揮出来ると思います。
チェーンにはチェーンルブよりビスタック?
そんな理由から、チェーンにはチェーンルブじゃなく、ワコーズのビスタックをぶっかけます。
ビスタック、買った事ない人は一度買って、指に付けてみて下さい。
同じワコーズでもチェーンルブはサラサラ、チェーンガードはヌルヌル、ビスタックはベットベトです。
触れば一発で違いが分かります。これなら雨くらいじゃ落ちません。水道水を直接かけても落ちません。
チェーンクリーナーで擦ればやっと落ちるかな。ディグリーザーなら普通に落ちるって感じです。
そんなにベットベトでフリクション増えないの?と思うでしょ。
確かにサーキットでコンマ1秒を削りたいならお勧めしません。チェーンルブの方が良いでしょう。
でも公道では・・特にカブなら最高速が1~2キロ落ちる事より、雨程度じゃ落ちない方がメリットは大きいです。
カブならチェーンガード(潤滑剤じゃなくて鉄製の覆いの方ね)があるから普通の雨程度なら殆ど汚れないし。
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その他のメンテ
で、チェーンメンテと一緒にリアブレーキもメンテしました。やる事はフロントブレーキと同じです。
あとはスイングアームのピボットですが、ここはブッシュが圧入されていて、交換する場合はスイングアームASSYになります。
ブッシュだけではパーツも出ないみたいだし。
という訳でピボットは異音もガタも無いので、近いうちにグリスアップでもする事にして今回のメンテは終了です。
この後の実走ではブレーキも足廻りも問題なく良く走りました。
まとめ
今回の学びとしてプラグキャップに防水処置を施し、マフラー排気口を2ストオフ車のように下向きに加工すれば、もっと深い水深までイケる気がしました。
多分バッテリーの高さ辺りまでかな〜?・・・試しませんよ!?・・・このカブ70は今や旧車なんだから^^;
いずれハンターカブでも買う事があればやりたくなるでしょうね(^^)
"非常時最強バイクを作る"みたいなコンセプトで。
いや待てよ。非常時という事ならバイクを持ち上げて段差を越えるとかありそうですよね?
そうなるとモンキーやモトコンポが最強になっちゃうな(^^;;
そもそもハンターカブなんか買ったら非常時の前に"年越し宗谷岬"とか行きたくなりそうです。
カブって遅い代わりに出来る事の幅が広いので夢広がりますね!
このカブ70は宗一郎さんの思想通り、毎日の仕事で何があっても走り続ける、その時に一番輝くバイクだと思います。
前述のオフロードバイクで水没した話はこちらからどうぞ。(編集中です。ちょっと待ってね。)
では今回はこの辺で。
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