モンキー50用タケガワのリアサス(安い方)をインプレ。

モンキー50

概要

今回はカスタムパーツのインプレです。今回インプレするのはモンキー(50)用、タケガワのリアサスです。

タケガワのWEBサイトによると正式名称は「モンキー・ゴリラ・モンキーBAJA用リアショックアブソーバー」らしいです。価格は¥10,584でした。(当時)

追記:2023カタログでは¥18,150。名称は「モンキー・ゴリラ・モンキーBAJA・モンキー125用リアショックアブソーバー」になってました。今はラインナップも増えてもっと高い物もあるみたいですね。

当時ラインナップに無かった高い方は買った事が無いので分かりません。今回のインプレは現ラインナップ中1番安いやつです。

ノーマルで不満だった事

これを付けるまでずっとノーマルで乗ってました。

ノーマルサスに乗った事ある人ならご存知の通り、ノーマルサスはフニャフニャのボヨンボヨンです。

全然腰が無い。サスがグッと踏ん張ってくれる感じがありません。

普通のサスでイニシャルとダンパーを最弱にしてもこんなにフニャフニャにならねえよ、というくらい柔らかいです。

「こんな小さいパッケージのバイクなんだから、しょうがないだろ」と言われればその通りだし、

状況次第ではこれでも良いんですよ。整備された平らな道をゆったりと走ってる時とか。

ただ、そこまで恵まれた状況ならリジットでもいいじゃん、という極論になっちゃいますが。

https://bike-news.jp/post/143404

キャプテンアメリカもリジットですし。

この腰の無いサスで1番不具合があるのは、以前の記事で紹介した私の大好きな

“日常域コーナーリング”↓↓

日常域でコーナーリングを楽しめるバイクとは?
概要 今回は"日常的な速度域でコーナーリングを楽しむ"というテーマで話してみたいと思います。 今回の記事の目的は、コーナーリングは好きだけど、サーキットも峠も遠いし、毎日なんて行けないし、速度域もリスクも高くて、気軽さに欠ける。 もっと気軽...

で遊ぶ時です。

日常域コーナーリングというのは、別に遠くのワインディングまで行かなくても小さいバイクなら近所でコーナーリングを楽しめるよ、って事です。

ただし、ただでさえフニャフニャノーマルサスがコーナーリングGで沈んでいる時にギャップがあればケツにガツンと来て楽しくありません。

幸いにもモンキーの超低重心&超軽量のお陰でコケる事は無いですけどね。

でも何度もケツにガツンガツン来てるとだんだん腰痛になってきます。こっちの方が問題ですかね。

それにフレームにもダメージ来そうだし。

モンキーの話じゃなくて恐縮ですが、昔乗ってたモトクロッサーが、大ジャンプの着地でフレームが曲がった事があります。90キロの体重のせいかも知れませんが。

という訳でフレームも心配になって、とりあえずノーマルから交換交換したのが、このタケガワのリアサスです。

もっと安いのも高いのもあったんですが、激安中華とかは心配だし、高いと外れだった時のショックが。

取り付けに関して

取付けに関して一つ注意点があります。

ノーマルより少し太いので、そのまま付けるとチェーンカバーに当たります。

と言っても少し当たるだけなので、チェーンカバーの当たる部分を切るか削るかするだけで、チェーンカバーを付けたままでも装着可能です。

この部分。

チェーンカバーは取りたくないですからね。雨の日にチェーンカバー無しで走ると、

泥を含んだチェーンルブが黒いドロドロの飛散物となり、バイクのあちこちに付着し、見るも無残な状態になります。

タイヤが跳ね上げる泥水がチェーンに掛かる量も増えてチェーンの消耗も一気に進みます。そしたらスプロケと合わせて三点セット交換です。

なので、公道を走るバイクは雨対策を軽視しない方が良い、と思っています。

実走インプレ

で、インプレですが、ノーマルに比べるとかなり硬いです。イニシャル調整が5段階あるんですが、最弱にしても硬いです。

スプリングの線径が太いのでスプリングレートも硬そうだけど、ダンパーも硬いんだと思います。

結果、最初の目的だった底突きを減らす目的は達成出来ました。ただし、減らせはしましたが皆無にはなりませんでした。

それなら、と5段階のイニシャル調整をだんだん強くしていくと・・・今度はやたらと跳ねるようになりました。

でも底突きはあまり変わりません。

イニシャル調整だけでダンピングの調整は無いので、荷重の初期値だけが上にスライドしただけ・・・という印象です。

これでリバンウド側ダンパーの調整が出来れば、もう少し良かったかも知れませんが。あまりに跳ねて腰痛が悪化しそうだったので、イニシャルは最弱に戻しました。

90キロの体重で最弱で丁度良いなら、このイニシャル調整、何の為に付いてるんだ?という率直な疑問。

そしてコーナーリング以外でも、例えば広い国道を70キロ位で走ってる時に小さな段差があるようなシチュエーションでは、

ノーマルほどガツンと底突きはしませんが、ゴツ、程度には衝撃が来ます。

この時、イニシャルを強めにしてると、その直後の跳ね方が結構勢いよく来るのでちょっと怖い。

だからやっぱり最弱でしか使えない。これなら伸び側ダンパーの調整機構が欲しかったですね〜(◞‸◟)

じゃあ、このタケガワのサス、使い物にならないのか?と言えば、値段相応になら使える、と言っておきます。

だって同じ事をノーマルサスでやったら車体の暴れ方はまるでモトクロス!になりますから。それをある程度なら低減させる程度の効果はあります。

あくまである程度、です。最初から予想してた事ではありますが、

ノーマルなら「ノーマルだからしょうがない」と納得出来る事でも

カスタムすると「いじったのに、この程度なの?」と納得出来ないパターンに陥ります。

このサスを検討してる人は、値段相応の効果しかない!という事を覚悟の上で買えば失敗しないと思います。

因みに耐久性は結構良いです。このサスで既に1万キロ以上走ってますが全然へたった感じは無く、ガチガチのままです^^;

私は・・・このサスで結構走り回ったし、そろそろ次の段階を考えてます。と言っても、少し迷ってます。

候補は天下のオーリンズ、もう一つはデイトナの高い方です。どっちにしようかな。どっちか買ったらまたインプレします。

あとがき

タケガワをディスるような内容になっちゃいましたが、タケガワの製品が全て悪いとは思っていません。

エンジン系のパーツなんかは良い物もあると思います。サスペンション系にしても今回インプレしたリアサスは廉価版ですからね。それがタケガワの技術力の全てとは思いません。

最終的なお勧めは?

ここからは後日追記です。

しょーもないオチですいませんが、モンキーのノーマルリアサスはダンパーが抜けていた事が分かり、改めてノーマルの新品を買いました。

ノーマルの本来の乗り味を再確認したかったのが1番の理由です。

詳しくは別記事に書く予定ですが一言でまとめると、ノーマルエンジンでのんびり走るだけならノーマルの新品でも良いと思います。

ただし、ボアアップを考えていたり、のんびり走るだけじゃない、という人にはちょっと役不足かも・・・そんな人には餅は餅屋じゃありませんが、

私がXR100モタードで数え切れない程サーキットやジムカーナに通いつめたり、日々の仕事でも乗ったオーリンズをお勧めします。(これも別記事に詳しく書きます)

65〜70キロ位までなら純正新品リアサスでもニーグリップを強めにすれば何とかなりますが、それ以上では接地感が薄れて怖くなってきます。ダンパーのフリクションが大きい時になりやすい症状です。

オーリンズなら購入後でも内部チューニングに対応してくれます。チューニングしなくても基本性能が高いですけどね。

サーキットやジムカーナ走行は得意分野ですが、のんびり走る為のしなやかなセッティングも可能です。

しなやかセッティングでも段差の吸収とその後の収束が純正サスより優れているので乗り心地が上質になります。

上質とは、揺れ方がゆっくりになると言うか、段差のガツンがストンになると言うか、タイヤが路面に吸い付いてると言うか、高級車に乗り換えた時のような感覚です。

私も今の純正新品サスがヘタって来たら次はモンキーもオーリンズにします。オーリンズなら何年後でもオーバーホール出来ますからね。

確かに高価ですが、先々のどんな用途にも対応出来る懐の幅広さが最大の魅力です。

一生使える事や享受する性能のレベルの高さを考えると1番コスパが良いのはコレのような気がして来ます。

まだオーリンズを使った事のない方は一度体験してみて下さい。

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