モンキーで東京都心を深夜散歩。速度も心もゆっくりしてみた。

モンキー50

目的地を決めない

今回は深夜の都心をモンキーで散歩したので、深夜なら空いてる所、穴場スポットなんかも紹介します。

バイクで走り出す時に”敢えて目的地を決めない”ってかなりオススメです。

決まった目的地に向かって最短時間で到着するのは仕事の日だけで充分です。

ルートも時間も決めずに走ると通い慣れた道の景色も変わります。

「あれ?こんな所にこんな店があったんだ。」とか

「一本裏道に入っただけで、こんな景色が見えるのか!」とか。

今回はそんな感じで、走り出した後もルートは全く決めてません。「こっちが空いてて気持ち良さそうだな」と、気が向いた時に曲がっただけです。

深夜1時頃に自宅を出発。

根津神社

フラフラ走ってるうちに夜中でも下町の独特の雰囲気溢れる谷中・根津を通り、何となく辿り着いた根津神社。

昼間は賑やかな神社も、暗くて誰も居ないと神秘的というか、ちょっと怖いような不思議な感じ。

ただ、トイレは超綺麗。

トイレを済ませてまた走ります。

昼間は、これでもか、って程混んでる本郷通りもまるで貸切コース状態。

誰も居ないので贅沢な走り方を。

メットのシールド開けて、追越し車線を20キロでトコトコ走る!

モンキーだと、このトコトコ走りが超気持ちいい!

一応、ちゃんとミラーも見てます。

東大赤門

見えて来たのは日本の最高学府、東大の赤門!

写真では分かりにくいですが、夜見ても赤いですね。

自分が受験生だった頃の遥か昔の思い出に想いを馳せつつ(もちろん東大なんか掠りもしませんよ^^;)車一台居ない道をトコトコ走ります。

皇居乾門側

何となく辿り着いたのは皇居の乾門。

令和になったばかりのせいか、お巡りさんが多いです。

夜の皇居って真っ暗ですね。周りの街灯が明るいので余計に暗く見えます。

昼間、あんなに混んでるのが嘘のような内堀通り。

しばらく見てても偶に車が通るだけ。

ガラガラの広い道を好きなペースで走れるって気持ちいい!

国会議事堂

少し走ると国会議事堂です。

流石に国会の前は深夜でも警察が居ました。

国会の前に居たお巡りさんと少し話してから記念写真。

お巡りさんもずっと立ってるのも暇なんでしょうね。

結構いろいろ話しました。面白いお巡りさんでした。お仕事頑張って下さい。

皇居正門側

で、今度は皇居の正門側。広っ!

誰も居ないと余計に広~く感じます。

銀座

そのまま銀座へ。

銀座と言えば、中学生の頃よく遊びに来たソニービルへ・・・・

ソニービルが無い⁈・・・平地の公園みたいになってる!

調べたらソニービルは去年ぶっ壊したみたいで来年、新ソニービルを作るみたいです。

じゃあ、この公園、ある意味レアだな、と記念撮影。

連休中のせいか、天下の銀座も道ガラガラ。偶に空車のタクシーが通ります。

築地

次は築地の元卸売市場の隣の商店街。

豊洲に新市場が出来たからゴーストタウンになってるかと思いきや、深夜1時過ぎでもやってるお店が数軒。

築地も独特な雰囲気があって好き。高度経済成長期の匂いが残る街。

次はオススメ道路。環状2号線にある築地大橋。

最近出来た近未来感溢れる綺麗な橋ですが途中で止まれる所が無いので写真無しです。

築地大橋から真っ直ぐ走ると黎明大橋、豊洲大橋とデカい橋をいくつも通ります。

この辺は広くて景色も良くて最高!

広〜い橋をジェットコースター気分で駆け下りると

豊洲

豊洲の新卸売市場。ここだけは深夜早朝の方が混んでます。トラックがいっぱい居ます。

この先に豊洲ぐるり公園という公園があります。最近できたばかりで辺鄙な所にあるのでいつ行っても殆ど人が居ない広い公園です。

特に夜だと昼間の喧騒とのあまりの落差に異世界に迷い込んだような気分になります。

ここから対岸に輝く晴海の客船ターミナルと東京タワー、レインボーブリッジが一望できます。

写真だと伝わりにくいですが、実際行くとかなり綺麗です。

あと、ここに行くまでの道が信号が殆ど無くて気持ちいい!

フェリー埠頭

ここから真っ直ぐ南下するとフェリー埠頭。それにしても車が居ないな!大都会で貸切気分が味わえるのは深夜ならでは。

フェリー埠頭は夜間進入禁止。

すぐそばにあった公園でのんびりタイム。奥に入ると闇夜に浮かぶ変なオブジェ!

暗がりで予想外の物がいきなり現れると結構ビビります。公園自体も街灯無くて真っ暗だし。

異次元に引き込まれそうな錯覚に陥りながら、夜空を見上げてるとポツンと一粒の雨。

こんなに空いてるのに・・・

空いてて気持ち良いから、もう少し走りたかったけど、雨足を気にしながら走るのも嫌なので、今日はこのまま357をカッ飛ばして帰ります。

60キロ国道だとモンキー(黄ナンバー)を全開にしても、ほぼ速度違反にならないので心ゆくまで全開!代わりに右手首が疲れます(^^)

さて、どうでしたか?昼間とは全く違う東京都心の深夜散歩。

昼間は渋滞渋滞でウンザリしてたけど、東京の道ってこんなに広かったんだ!とビックリします。

昔、レンタカーで走ったサンフランシスコ郊外の広大な道を思い出しました。

これが大型バイクなら一瞬で駆け抜けちゃうけど、モンキーで3車線もある広い道の中央車線を30キロ位でトコトコ走ると広い世界に自分しか居ないような錯覚に包まれます。

この日は特に空いててほぼ貸切状態でした。昼間にやったら大迷惑ですからね。おすすめは最も車が少なそうな深夜1時〜5時くらいでしょうか。

今回の行程では休憩する度、寝っ転がって星を観たり煙草を吸ったりしたので4時間位掛かりました。

そもそも目的地を決めないんだから、時間だってどうでも良いんですけどね。

昼間にみんな急ぐのは、時間が無限じゃないから・・・なのかな、と思いました。

今回、目的地にも時間にも車の流れにも縛られず、ただ自由気ままに走ったら、こんな遅いペースでも楽しいのか⁉︎と驚きました。

サーキットの楽しさとは全く別の楽しさでした。

車重が軽いと気分も軽い。景色が広いと心も広がる。そんな気分になりました。

日々の忙しさに疲れた時は、深夜散歩で速度も心もゆっくりしてみて下さい。

では今回はこの辺で。

マンガの紹介

深夜×バイクと言えば、キリンというマンガを思い出します。

確か8巻か9巻くらいに、生活に疲れた中年サラリーマンのおじさんがゴリラ(モンキー50の兄弟車)を買う話があるんですが、

速いバイクが大好きだった若い頃は、その話を読んでもピンと来ませんでした。今なら分かります。あのおじさんの気持ちが。

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